タイトル 作詩/作曲 完成日 初演日
「Lily」 松田亜世 2000.4.6 2000.4.18

 "Lily"とは英語でユリ、純白な人という意味もあります。この素敵な響きにのせて、恋人を失った男性の切ない気持ちを歌にしました。
 愛しているのに、君の手の温もりを信じたいだけなのに、どうしてもうまくいかず、"行きつくところまで来てしまった"二人・・・。この辺りは、「月と太陽」にもつながってきますよね。
 恋愛の儚さ、さらに言えば人生の無常観。そこから何を感じ、どうやって這い上がっていくのか?そこが大切なんですね。「恋が終わったら、その温もりを大事にしなさい。」と誰かが言っていました。そして、「誰かを本気で愛することのできた、自分を愛してあげなさい。」と・・・。
 "Lily もう一度僕の部屋の 鍵を開けてはくれないか?"と歌うとき、きっと「彼女」は「僕」の心の中の、永遠の存在となるでしょう。

「Lonely Road」 松田 亜世 1995.11.23 1995.12.17

 この曲は、もう5年も歌っているんですね。東京へ出てきてからは、あまり歌わなくなったのですが、金沢時代は定番曲でした。
 「青春の孤独」とでもいうのでしょうか?うまく言葉にできない、もどかしさ、むなしさ・・・。それでも走らなきゃいけないんですね、例えそれが"Lonely Road"だとしても。
 結局、青春って、自分にたどり着けるかどうか。そしてそいつを愛してやれるかどうか?
 「一生感動 一生青春」という、相田みつをさんの書があります。僕は、この言葉でありたいと思っているんです。そして、夢と現実と挫折の狭間で生まれたのがこの曲なのです。
 自分、愛してますか?愛してあげましょうよ。
 最後には人間、孤独なのですから・・・。

                    * 松田亜世自主制作CD「Acoustic Live 第一集」収録曲 *

 ©2000 Asei Matsuda