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松田亜世ライブレポート
2001年



 ライブに寄せられたファンの声は・・・こちら

日時/会場 Set List レポート
2001.12.28
金沢
vanvanV4
1.アメ玉
2.ひとりぼっちの夜
3.雪国の少女
4.いつの日か
5.夜明けの月

 激動の2001年、締めくくりのライブは、地元金沢。
 「No More Terrorism, No More War」という僕にとっては大きなイベントを終え、あるいは師走の街の騒がしさが、やけに僕を無気力にさせていた。
 そんな中でも、唄うたい・松田亜世が育ったステージに立つと、気分は高まる。この日の会場は、あの日の僕と同じ、10代の若いパワーに溢れていた。「負けちゃられない。」そんな気持ち、大切だよね。

 何はともあれ、来年が少しでも前向きな世界でありますように。「初志貫徹」その気持ちを大切に、祈りを込めて「夜明けの月」を歌った。

 
2001.12.25
吉祥寺
Be・Point

1.荒地の果てに
2.荒野を越えて
3.いつの日か

< No More Terrorism, No More War

 9月以来準備をすすめてきたこのイベント。平和への願いを込めて、たくさんの仲間が集まってくれた。素敵なクリスマスの夜だったと思う。出演者全員による「Happy X'mas」に始まり、「イマジン」で終る。
 会場に設置した募金箱にもたくさんの想いが込められた
( 詳しくはこちら。本当にみんなが一生懸命だったと思う。そんな素敵なクリスマスを、仲間と過ごせたことをとても嬉しく思った。願わくば、その一つ一つの想いが、どうか明日に届きますように…。

 本当に嬉しかったです。

 
2001.12.17
中目黒
楽屋
<Stage1>
1.女の子
2.荒地の果てに
3.雪国の少女
4.ひとりぼっちの夜
5.アメ玉

<Stage2>
1.3丁目の路地
2.月と太陽
3.いつかの空
4.いつの日か
5.夜明けの月

 9月以来の中目黒。25日のイベントと28日の金沢ライブを残してはいるが、東京のソロライブとしては、今年一年を締めくくる意味もあっただろう。
 ストリートをはじめたこともあるのだろうか、楽屋(ラクヤ)の空間、お客さんとの距離がとても気持ちよく感じられた。しかし、その距離ゆえにストレートに伝わる一方、ごまかしは利かない。緊張感を持って歌うことが出来る。
 本当に今回は、歌っていて気持ち良かった。繋がっていることがわかる、そんなライブだったと思う。

 様々な事件の中にあった2001年。希望の持てる明日へ向かって「夜明けの月」を最後に歌った。

 2002年。何が待ち構えているのだろうか?そこに何が待っていようと、また走り続けようと思った。
 そう、お客さんの温かい拍手が純粋に嬉しかった。感謝の気持ちが大きな力となる。

2001.11.19
吉祥寺
Be・Point
1.3丁目の路地
2.アメ玉
3.荒地の果てに
4.月と太陽
5.ひとりぼっちの夜(新曲)
6.荒野を越えて
7.いつの日か
8.いつかの空

 ようやく迎えたCD発売記念ライブ。お気に入りの新曲も携え、いい気分でステージに臨めました。
 この日は、写真の仕事をしている古くからの友達が遊びに来てくれていて、ステージスナップをたくさん撮ってくれました。出来上がったら、またHPにアップしますね。
 これからの課題も見えてきたライブ。勝負の時期だもんね。ぬるま湯につかってるつもりはないけど、もっともっと・・・。
 今度は、お客さんも参加できるようなライブがしたいです。是非また遊びに来てくださいね。

2001.10.26
吉祥寺
Be・Point

1.青の時代
2.1998
3.巣立ちの唄
4.雪国の少女
5.3丁目の路地(新曲)

6.荒野を越えて
7.いつの日か
8.いつかの空

 この日予定していたCD「いつの日か」の発売が延期になってしまいました。まずは、深くお詫び申し上げます。(CDの方は、来月のライブより発売いたします。)

 さて、暗い話題が多い今日この頃。現実を直視しながらも、こんな時だからこそ明日を見つめたいというのが最近の僕の希望です。ライブの選曲にしても、そういったことを考えて創ってみたのが今回のライブでした。
 それから、今回から前半はヘッドセットで登場。ステージ上を動き回っています!これからもまだまだ攻撃的にいきたいです。

 来月こそは、CD発売記念ライブです。皆様のご来場を心より待ちしています!

2001.10.8
上野水上音楽堂
1.荒地の果てに
2.いつの日か

<平和のビートで世界を変えよう!
緊急!ライブ&トーク
 
米・英によるアフガニスタン空爆。そんな文字がこの日の朝刊を飾っていた。
 外は雨。幸い、野外会場ではあるがステージと客席には屋根があるため、決行。歌うしかない。
 デモや集会で平和が来るなんて、そんな甘いもんじゃない。勿論音楽も…。でも、何もしないではいられないのかもしれない。だから今までも歌ってきたし、きっとこれからも歌っていくだろう。勝ち組によって鮮やかに描かれた歴史の中、音楽で変わった時代があってもいいじゃないか?そんな想いは捨てきれない。

2001.9.26
吉祥寺
Be・Point
1.青の時代
2.夜明けの月
3.荒地の果てに
4.巣立ちの唄
5.この空の下
6.いつかの空
7.アメ玉
8.いつの日か

〜アンコール〜
9.青の時代

 9月二本目のライブ。アメリカの惨劇、そしてその後の流れ・・・。これからどうなってしまうのだろうという不安は、否定しきれないが、ようやく自分自身の気持ちが何かに向き始めていた。
 今日のライブは、9月に入り急遽決まったもの。それでも足を運んでくれた皆さんに、心から感謝をしたい。やっぱり、歌える場所があること、これが何よりの財産なのだ。

 オープニングには「イマジン」を流した。今こそ、この曲が必要なのだ。その唄に向かって、僕達も歩いていきたい。

 僕達は、一瞬一瞬の青春に立ち向かっていかなければならない。見えない明日があったとしても、自分は確かにここにいるのだ。その実感がないから、息詰まってしまう。
 しかし、前へ・・・。何かに背中を押されるのだ。一瞬一瞬の青春を大切に。

追伸…今日は、久々にアンコールをいただいた。嬉しかったなぁ。本当にどうもありがとうございます。

2001.9.13
中目黒
楽屋
<Stage1>
1.女の子
2.1998
3.月と太陽
4.負けるな!明日へ
          (新曲)
5.青の時代

<Stage2>
1.夢の中で
2.巣立ちの唄
3.いつかの空(新曲)
4.アメ玉
5.いつの日か

 アメリカの惨劇から2日後、僕はステージに立った。
 世界貿易センタービルが倒壊する映像には、言葉を失った。ただただ、テレビを見つめていることしかできなかった。そしてその裏側、パレスチナで歓声を上げる人々の映像…。
 テロは絶対に許されるべきではないし、今回の悲惨さには、怒りも当然込み上げる。何かが動いてしまった。そして、何かが問われている。

 これまで、「平和」を歌い続けてきた。しかし今、何を歌うべきか、正直わからなくなっていた。そんな僕の元に一通のメールが届いた。
 『世界の危機に、平和のために、私には何が出来るのか。私に出来ることは何もないけれど、せめて亜世くんが明日、若者の代表として、いっそう声高く、力強くLOVE&PEACEを叫び、伝えてくれるように。と思って、メールを書きました。』
 そんな内容のメールに、強く勇気づけられた。若者の代表だなんて、それには遠く及ばないけれど、歌うことならできる。自分を歌に賭けることならできる。
 そして、この日のステージに立った。

 私達の願いを諦めちゃいけない。決して逃げちゃいけない。悪は許されないけれど、罪なき弱き者たちの血を奪うのは、もう終わりにしてくれ。明日、私達が弱者にならないとも限らないのだ。

2001.8.26
吉祥寺
Be・Point
1.アメ玉
2.荒地の果てに
3.月と太陽
4.この空の下
5.巣立ちの唄(新曲)
6.海の唄
7.いつの日か

 20日の金沢ライブを終え、急遽レコーディングをしていた。そして、25日に帰京。旅行から始まり、なんだか慌しい今年の夏。でも、やっぱり歌が好きだ。
 東京。夢への舞台に再び戻ってきた。まだまだ歌いたいのですよ。もっともっと声高く・・・。

 この夏の旅の想い出も含めて、自分の中にあるものをもっともっと歌にしたい。そう思った、久々の東京ライブでした。
 まだまだこれからです!

2001.8.20
金沢
vanvanV4
1.アメ玉
2.荒地の果てに
3.月と太陽
4.この空の下
5.いつの日か

 3月以来、約半年振りの地元・金沢でのライブでした。そして、ロシア・モンゴルの旅から戻った一発目のライブ。7月はライブをお休みしていたので、歌えることが楽しみでなりませんでした。
それほど、月一回のライブが身体に染み込んでいるのでしょうか?(笑)。
 さてさて、おかげ様でお客さんも多くはいっていただき、懐かしのライブハウスでのライブ、やっぱりいいもんです。
 「また帰ってくるよ!」そんな気軽さと共に、「ただじゃ帰れない。」そんな覚悟も宿るのです。

2001.6.24
中目黒
楽屋

1.女の子
2.アメ玉
3.いまむらGO!
   〜選挙応援ソング〜

4.雪国の少女
5.月と太陽
6.荒地の果てに
7.いつの日か(新曲)
8.夜明けの月

 3月以来の中目黒。今回は、木内健(From福井)、パウダー(From金沢)、そして松田亜世(From金沢)という、北陸人ライブ(?)だった。みんな、高校時代からの付き合いだ。こういった感じで、気の知れた仲間で一つのライブを作り上げていくのも楽しいものだ。
 さて。
 大阪の悲惨な事件があった。神戸の事件を元に書いた曲、「アメ玉」を歌った。
 中盤は、淡い恋の歌が2曲。北陸にちなんで「雪国の少女」。ギターの可能性に初挑戦、日々悪戦苦闘の「月と太陽」。
 終盤は、僕達の平和への願いを歌にした新曲、「いつの日か」を軸に、久々に歌う、松田亜世のテーマソングともいえる「夜明けの月」など3曲。

 今回のライブを終え、8月の上旬には、ロシア・モンゴルの旅に出る。新たな発見がきっとある。世界のみんなとふれあえる。今からすごく楽しみだ。
 そのお土産話を引っさげて、8月は地元・金沢、9月は東京で歌う。今から楽しみだ。
 まだまだ歌うよ!

2001.5.27
あきる野
音楽市場
1.雪国の少女
2.1998

飛び入りGuitar
      :浅沼 勇

 JR五日市線秋川駅。そこで毎月第4日曜に行なわれている、「あきる野音楽市場」にはじめて参加させてもらった。あいにくの曇り空、雨もぱらぱらと降っていた。残念ながら青空の下でのライブとは行かなかったが、そこは楽しい音楽空間だった。
 プロデューサーの浅沼勇先生、ギターの堀尾和孝先生、そして野田旭他、友人達もたくさんいた。楽しかった。
 「雪国の少女」では、何の予告なしに、浅沼先生がギターで飛び入りサポートしてくれた。僕の曲を弾いていただいたのは、99年12月以来の事である。とっても緊張してしまったけど、嬉しかった。
 またこのイベントには参加させていただきたいと思っています。

2001.5.26
吉祥寺
Be・Point
1.女の子
2.1998
3.この空の下
4.雪国の少女
5.月と太陽
6.海の唄
7.荒地の果てに
8.荒野を越えて
        (新曲)

Piano,Guitar
 &Chorus
      :木内健


 昨年10月以来の木内健との共演。僕はすごく楽しみにしていた。高校以来の友人だ。今回は、5〜7曲目で共演する事となった。彼とのライブは僕自身、実に楽しい。今回も楽しかった。(今日の木内はちょっと酔っ払いすぎてたけど・・・(笑))

 今回は、「松田亜世の世界」をくっきりと創り出したかった。特に終盤、難民のことを歌った新曲も含めて、自分なりの「平和」への願いを歌いたかった。
 ”平和ボケ”してしまうようなこの国に育って、でも、平和で豊かなこの国に今生きているからこそできることがあるんじゃないかと思っている。答えは実にシンプルであると思うし、そこにどうやって向かっていくのかが大事だと思う。
 そのアプローチのひとつとして、今回のライブがあったと自分自身思っている。

 
2001.4.27
吉祥寺
Be・Point
1.青の時代
2.荒地の果てに
3.戸惑う君に(新曲)
4.月と太陽
5.女の子
6.1998
7.この空の下
8.海の唄

 人は時として道に迷い、思い悩む。
 それでは、そこからどのようにして前に進むのかが、大切なのだ。
 今回のライブではそのようなことをテーマに挙げたかった。自分自身のこの春の悩みを吹き飛ばすためにも・・・。

 「俺には歌がある。」そういう信念が確かめられた。これは力強いことだった。そして、歌う場所のあることへの感謝の気持ちも、いつにも増して沸き起こった。

 ありがとう!そう、明日も歌を歌おう。

2001.3.26
中目黒
楽屋
<Stage1>
1.アメ玉
2.荒地の果てに
3.月と太陽
4.光を求めて
5.夜明けの月

<Stage2>
1.青の時代
2.雪国の少女
3.この空の下(新曲)
4.Lonely Road
5.1998
6.海の唄

 「孤独の肖像」。今回のライブでの、自分なりのテーマだった。
 「生」と「死」、これは私たちが避けられない、究極の孤独だ。そして、人生の中でも、何かに迷う時、自分を問い詰める時、「孤独」に陥る。それは、愛する人に出会ったときの感情に重なる。一つになりたくて、なれなくて・・・。やがて、自らの「孤独」という名の化け物に気がつくのだ。(「この空の下」より)
 「孤独」は力に変わる、と僕は信じている。人とのつながりの大切さも、優しさすら、そこに還元されるのだと思う。
 ただし、「孤独」は恐い。元来淋しがり屋の人間だから、なおさらである。だからあなたに会いたくて・・・。そして何かを求めるのだ。そう、包まれていたいのだ。

 「孤独」から「優しさ」は生まれる。そう、思って止まない。

2001.3.9
金沢
vanvanV4
1.青の時代
2.荒地の果てに
3.雪国の少女
4.光を求めて
5.アメ玉
6.海の唄

 雪が降っていた。ライブ前、雪の中を車を飛ばし、冬の日本海を見に行った。荒れ狂う冬の海に、俺はふるさとを感じていたのだ。
 ふるさとの臭いのする人間が好きだ。土の匂いであれ、潮の香りであれ、そんな人間がたまらなく好きだ。帰るべき場所があること、それは逃げ場所があるということとは違うのだ。それは、母親の胎内に帰るようなものである。そんなあたり前の、クサイ人間が好きなのだ。

 そしてまた、力をもらった。ありがとう!「また帰ってくるからね。」
 ふるさとは、決して逃げも裏切りもしない・・・。


<MCから>

「冬の荒れる日本海を見て、そしてV4のステージに立って、『帰ってきたなぁ』と感じながら、これが故郷、そしてまた、ふるさとがある限り、頑張れるのが人間なのかなぁと思います。」

2001.2.22
京都
アザーサイド
1.女の子
2.アメ玉
3.さよなら
4.荒地の果てに
5.NO MORE HIROSHIMAS
6.月と太陽
7.雪国の少女
8.光を求めて
9.青の時代
10.海の唄
11.夜明けの月

 待ちに待った京都ライブ。京都は僕が好きな街の一つだ。2年ぶりの訪問となる。そして、ライブは今回がはじめて。見知らぬ街で歌うのは、高校時代に大会で訪れた名古屋以来のこと。
 旅先で歌うのは、実に気持ちのいいものだ。その土地の空気に触れ、人にふれあい、そして人は何かを感じる。そうして、感性の豊かになった心で歌う。これほど気持ちのいいものはない。いつもの歌が、いつもの歌でないかのように喉をすり抜ける。
 いつか、歌を持って旅を続けたい。そう強く思った。
 今回は、池よしろうという、素敵な唄うたいに出会えたことから実現したライブだった。彼と、そして見知らぬ土地で温かく僕を見つめてくれた人たちに感謝したい。
 京都、近いうちに必ず、心をもった歌を持って再び訪ねよう。ありがとう、京都!




←共演の唄うたい、池よしろう(左)とライブ前の一時。





<MCから>
「今回の京都ライブと、それから京都の旅を通じて思った事は、今、日本も色々いわれていますが、古き良きモノってのは確実にあるんだなぁってことをつくづく実感しまして、また明日から、頑張っていきたいなぁというふうに思っています。」

2001.2.12
吉祥寺
Be・Point
1.アメ玉
2.荒地の果てに
3.夜明けの月
4.雪国の少女
5.モノクローム(新曲)
6.光を求めて(新曲)
7.青の時代
8.どしゃぶりの雨の中

 21世紀初のライブ。そして、東京→京都→金沢→東京と続くツアーの初日。ライブのなかった1月を挟んでいたので、久々のステージという感じがあった。
 今回は、京都でお世話になる、池よしろうが東京で歌う日でもあった。お互い、顔を合わすのはこの日が初めてだった。彼はよく「ライブは真剣勝負や」ってメールを僕のところに送ってくれた。だから、彼の生の唄を僕は楽しみにしていたのだ。東京という彼にとってはビジタースタジアムで、彼はすばらしい唄を届けてくれた。今度は僕が、ビジターである。「いい唄を歌いたい。」今想うことは、ただそれだけである。

© 2000-2002 Asei Matsuda




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