2012年ライブレポートへ                                

2010年ライブレポートへ



松田亜世ライブレポート
2011年



 ライブに寄せられたファンの声は・・・こちら

日時/会場 演目 (Set List) レポート
2011.12.25
「ふるさとほのぼの
コンサート」
出演

at
白山市
美川文化会館



<主催> 美川子ども会連合会
<後援> 白山市教育委員会


【曇時々雪】

1.越のしらやま
2.おかえり
3.がんばるまっし
4.あの川のほとり
5.坂の途中
6.ひろみ湯

<準備中>
2011.12.23
松田亜世
ワンマンライブ

at
西荻窪
Terra

【晴】
<Stage1>
1.僕らの中央線
2.がんばるまっし
3.風来坊主
4.雪国の少女
5.廓唄
6.新宿三丁目
  〜浅草キッド(ビートたけし)
7.風待ち唄
8.坂の途中
9.君の待つ海

 〜お仲入り〜

<Stage2>
1.僕らの時代は風に吹かれて
2.一期一会
3.盂蘭盆会
4.鏡
5.ファイト!(中島みゆき)
6.僕が歌う理由(ピアノ弾き語り)
7.犬が西向きゃ尾は東
8.骸骨の唄(新曲)
9.ひろみ湯

<アンコール>
1.越のしらやま
2.月


《使用ギター》
 Martin D1
 YAMAHA APX-10S(WPG)



 2011年も残すところあと一週間余り。皆様にとってどのような1年でしたでしょうか?
 僕にとっては、東京→金沢→京都と1年のうちに2度の引っ越し、不思議な不思議な1年でした。中島みゆきさんの歌詩にもあるように、選ぶつもりで選ばされる人生なのでしょう。
 3月11日の大地震もありました。その後の原発事故により、人間の“想定”という名の打算など、物の見事に破綻し、どこまでも愚かな人間の姿があぶり出されました。
 ヒューマニズムの限界をも感じ、それからしばらく歌が書けなくなりました。歌うことが無責任に思えて仕方ありませんでした。優しい言葉や、耳障りのいい言葉で、人間の有限を誤魔化すのはもうやめにしよう、そう思いました。人間のどす黒さ、決定的な儚さ、絶対的な愚かさに真向かいになって歌っていく外ないのです。
 今生きるところの儚さと、自らの愚かさを徹底的に自覚して、そして初めてあなたと手を繋ぐことも出来るのでしょう。
 不確かな今を確かめ生きてゆきたいのです。

 〜 冬の月照らす我が身の影ひとつ 〜 

ワンマンライブパンフレットより
 半年ぶりの西荻窪Terraでのワンマンライブ。そしてまた、僕にとって激動の2011年を締め括るワンマンライブ。京都に引っ越してからは初めての東京でのワンマンライブとなりました。不思議な人生です。去年の今頃は、東京を離れること、ましてや金沢に帰り、さらに京都に住むことになろうとは考えてもいませんでした。しかし、どこにいても僕には唄がありました。こうして、再び第二の故郷・中央線の町で唄を歌えること、なんとも嬉しいことです。


 今回も全編弾き語りによるワンマンライブ。2011年のTerraでのワンマンライブは、4回中3回が弾き語りでのライブとなりました。さらに金沢でのワンマンライブも弾き語りスタイル。裸で歌いたい1年だったのかも知れません。弾き語りはまことシンプルであり、誤魔化しの効かない演奏スタイルです。やっぱり、なんだかんだでこの弾き語りスタイルが僕の原点でもあり、誤魔化しの効かないところで、自分自身を確かめてみたいのかもしれません。


 ライブは、お客さんからの手拍子と共に、中央線を歌った『僕らの中央線』で幕を開けました。やっぱり中央線に乗ってこの界隈にやってくると「帰ってきたぞ!」という感覚になるのです。嬉しいです。前半はお馴染みの曲や、冬にちなんだ曲などを中心に演奏。年末の忙しい時間をぬって、こうしてこの会場に足を運んで下さるお客様、本当にありがたいことだなぁとつくづく感じました。唄を介して、この空間、この時間を共有出来ること、それがライブの醍醐味ですね。人間の不思議な人生そのままに、不思議な一期一会の空間です。音楽は時間の芸術だということを、高校時代に教えられたことがあります。時間と共に消えてゆく、次の瞬間にはもう同じものはない、音楽とは流れ過ぎゆくものであるんですね。この上なく儚いともいえるその芸術性。しかし、だからこそ儚いとしかいいようのない人間の本質を描くに、僕はこの音楽に出遇って良かったと思うのです。写真や絵は、音楽とは逆にその瞬間を切り取る芸術。それもまた人間の儚さを切り取る芸術性。芸術と人間、やっぱり面白いですね。また歌って生きたいとの想いを新たにします。


 前半最後は、『君の待つ海』を客席の皆さんと共に歌って仲入り休憩。こうしてライブを続ける中で、皆さんと一緒に歌える唄が出来たというのもとっても嬉しいことです。


 後半は、久しぶりに歌う『僕らの時代は風に吹かれて』から。10年程前に書いた唄なのですが、今こうして歌ってみると、何ら変わっていない時代状況があったりします。否、さらに混迷を深めている時代なのかもしれません。10年前とは、唄へのアプローチが少し変わってきた気もします。もっともっと人間を深く見つめて、そこに炙り出されたところの唄を歌って生きたいと思っています。

 さらに後半は、中島みゆきさんの『ファイト!』をカヴァーさせて頂いたり、ピアノでの弾き語りを交えつつ、この2011年に書き上がった2曲・『犬が西向きゃ尾は東』と『骸骨の唄』を歌わせて頂きました。1年間でたった2曲しか書けなかった年は、僕が歌い始めて初めてのことでした。パンフレットにも書いたように、無責任に誤魔化して唄が書けなくなりました。人間の悲しみに立った唄を歌って生きたいのです。また新たな挑戦が始まります。


 アンコール前は『ひろみ湯』、そしてアンコールは『越のしらやま』で、ありがたいことに会場がポッカポカに。2011年の締め括りを迎えたのでした。最後の最後は、『月』を歌わせて頂きました。


 さぁ、来年も不思議の人生の中で、誤魔化さず、悲しき人間を歌って生きたいと思います。またお会いしましょう!!



2011.6.5
松田亜世
誕生日
ワンマンライブ

『32』

at
西荻窪
Terra

【曇】

<第1部>
1.越のしらやま
2.がんばるまっし
3.好色男は正直者(リクエスト)
4.トゥーンタウン(リクエスト)
5.僕が歌う理由(ピアノ弾き語り)
6.霞舟路

 〜小休憩〜

<第2部>
東日本大震災被災者追悼勤行
 引き続き
法話ライブ
 −あるがまま生まれて−
1.盂蘭盆会
2.Cry(リクエスト)
3.犬が西向きゃ尾は東

 〜お仲入り〜

<第3部>
1.一期一会
2.ホームにて
3.あの川のほとり(リクエスト)
4.友白髪(リクエスト)
5.廓唄(リクエスト)
6.あるがまま
7.坂の途中
8.ひろみ湯

<アンコール>
1.君の待つ海
2.月


《使用ギター》
 Martin D1
 K.YAIRI OK-1E
 YAMAHA APX-10S(WPG)



 本日、松田亜世は32歳の誕生日をこうして迎えることができました。昨年に引き続き、恥ずかしながら生涯2度目の誕生日ワンマンライブです。恥ずかしながらと言いながらも、2年連続2度目の開催な訳ですから、すっかり味を占めてしまった訳ですが・・・(笑)。昨年の誕生日が、やっぱりとっても嬉しかったのです。皆様方に心より感謝申し上げます。
 今宵のライブは、初の試みとして三部構成でお送りしようと思います。得度してもうすぐまる2年、7月からは京都・東本願寺での生活も始まります。その前に、いつも応援して下さる皆様の前で、風来坊主・釋亜世の姿で歌わせて頂く場も、この誕生日という今日の日だからこそ、設けておかねばと思ったのです。第二部は法話ライブとして歌わせて頂きます。
 第一部と第三部は、生まれたまんま、そのままの曲のスタイル・弾き語りでお届けします!
 今夜も皆さんと西荻窪Terraでお会い出来て、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 〜 夏川の流れに沿ひて流れゆく 〜 
 

ワンマンライブパンフレットより
 32歳の誕生日当日のワンマンライブ。昨年の6月5日、照れ臭いながらも、人生初の誕生日ワンマンライブを開催させて頂いてから1年。今年もカレンダー的にも日曜日だったこともあって、調子に乗っての(笑)、2年連続での開催となりました。

 前回の西荻窪Terraでのワンマンライブから1ヶ月ちょっと、近年のワンマンライブの間隔としては短めでの開催。とはいえ、ゴールデンウィークが間にあったり、ラジオ収録で関東に来たりと盛り沢山の毎日でもあったので、「久し振りやなぁ。」という感覚もあった。

 前日にレンタカーにギターを積み込んで一路東京へ。今年に入って一往復半した道、景色も徐々に見慣れてきて、ペース配分も掴めてきた。晴天の日本海や、さらに妙高高原辺りの景色は何度通っても気持ちがいい。ライブ前夜は歌舞伎町のビジネスホテルに泊まり、近くにあったLEEという餃子屋で餃子とラーメンとビール。31歳最後の晩餐(笑)。たまたま入った店だったのだが、餃子もあっさりしたラーメンも美味かった!


 ライブ当日は車で都心から、馴染みの中央線方面へ。青梅街道、自動車教習で走った桃井辺りを通過して、西荻窪Terraに向かう。「帰って来たぞ!」、2月に金沢に引っ越したばかりではあるが、懐かしい。たまらなく懐かしい中央線の街。13年、僕は中央線に生きた。いや、生きてこられた。不思議にも・・・。またあなたに会いに東京に帰ってきました。


 今回のワンマンライブは、全編弾き語り。曲が生まれたその時のまんまの音でのライブ。まずは、ビートルズ来日時のJALのハッピ(レプリカ)を身にまとい、元気に『越のしらやま』から32歳のワンマンライブは幕を開けた。お馴染みの『がんばるまっし』、ギターを持ち替えて『好色男は正直者』。続いては久しぶりに歌う『トゥーンタウン』。今回のライブでは、お客様からのリクエストを事前に募ったのです。『トゥーンタウン』はその中の一曲。男は見栄っ張りでロマンティスト。見栄っ張りが勝れば『好色男は正直者』で歌ったように戦争までしてしまう。ロマンティストが勝れば『トゥーンタウン』で歌ったような永遠の少年・・・。実に厄介な生き物(苦笑)。

 歌い続ける意味を自ら問いかけるようにピアノの弾き語りで『僕が歌う理由(わけ)』。結局のところ、「自己とは何ぞや?」というところに辿り着く。それは歌も坊さんも同じ。最近ようやく自分の中でそう答えられるようになったのです。お経の中に共命鳥(ぐみょうちょう)という首が二つで胴体が一つという鳥が説かれています。「どっちが本業?」、そういうことではないのです。歌も仏教も、食べて血にし肉にしてゆくもの。「私は何者か?」、それを問い続ける限り、僕の道であり続けるのだと思います。

 第1部最後の曲は『霞舟路(かしゅうろ)』。誕生日に改めて”出遇い”への感謝。


 さて、この日のワンマンライブは初めての試みで3部構成。2部では、直綴墨袈裟(じきとつすみげさ)での法話ライブを予定していました。このライブが終われば、7月から京都の東本願寺において同朋会館の補導(全国から宿泊研修奉仕に来られる方のお世話をするお役目)として勤めることにもなり、誕生日のこの日に、今僕のすべてを、こうしてずっと応援して下さっている東京の皆さんに感じて頂きたいという想いがありました。

 ステージ上には、携帯用の小さな六字名号(「南無阿弥陀仏」)のご本尊を安置し、まずは法話ライブに先立って東日本大震災被災者追悼勤行(次第は、「伽陀」、「嘆仏偈」、同朋奉讃、回向)をお勤めさせて頂きました。

 引き続いての法話ライブは、”いのち”の話から『盂蘭盆会』と『Cry』。お釈迦様がお生まれになった時に語られたという「天上天下唯我独尊」のお話から、業の話、そして『犬が西向きゃ尾は東』で法話ライブを締め括りました。

 実はライブの数日前、北陸が生んだロックバンド・めんたんぴんの佐々木忠平さんからお便りを頂いていたのです。「真宗を民衆に返すのがフォーク者の勤めだ。」と書いて下さった。ここにきて、フォーク(民衆)な僕が、坊主になった意味がハッキリしてきた気がしたのです。「民衆に返す。」、それに尽きる。「歌はロック(変革)でありフォーク(民衆)のものだ。」と忠平さんは教えて下さったのです。ライブハウスでの法話ライブ、初の試み故、ほんの少しの戸惑いが僕の中にもあったのですが、このお手紙を読ませて頂いて、心震わせてこのライブに臨むことができました。さらに、京都でのこれからの4年間、ロックとフォークの精神で、しっかりと歩んでゆきたいと思います。僕はフォークな坊主でありたい。


 お仲入りは、ニール・ヤングの『Rockin' In The Free World 』。楽屋で衣からいつものステージ衣装に着替えながら、「さぁ、生きてくぞ!」と覚悟が決まる。


 第3部も精一杯歌わせて頂いた。お馴染みの曲にリクエストを頂いた曲を交えながら。帰郷4ヶ月で、またふるさとを離れて生活することになった今また歌う『あの川のほとり』は、僕自身色んな思いが募った。リクエスト頂き、ありがとうございました。32歳もまだまだ坂の途中、生きてゆきます!!


 アンコールは、もうライブでもお馴染みとなった『君の待つ海』を客席の皆さんと共に大合唱。最後は、『月』で今宵のワンマンライブは幕を下ろしました。

 曇り空の1日だったのですが、終演時にはスコールのような土砂降り。お客様をお見送りしながら、また嵐の中を生きてゆく、皆さんと共なる人生なのだなぁと考えていました。

 ご来場頂き、本当にありがとうございました。またお会いしましょう!!



【この日第2部で演奏された『Cry』はYouTubeにアップされています。】

 『Cry』


2011.5.28
片町・CAVERN
閉店ライブ
出演

at
金沢
CAVERN

【雨】

1.がんばるまっし
2.ひろみ湯
3.坂の途中
4.一期一会
5.あの川のほとり
6.君の待つ海


 犀川大橋が眺められる片町のバー・CAVERNの閉店ライブにお招き頂き、歌わせて頂きました。片町で13年になるお店。ちょうど僕が、東京に暮らした期間と重なって、不思議なご縁を感じました。

 雨の中の閉店ライブ。窓の外にはふるさとの川・犀川。温かいお客さんと共に過ごしたあっという間の楽しい時間でした。生まれ育った犀川を背にして歌う、なんとも贅沢で貴重なライブでした。


 ライブ終了後は、明け方4時まで飲み明かして、お店に別れを告げました。

 13年間、お疲れ様でした。


 【ライブの模様はUstreamで配信されています。】
 


2011.4.29
松田亜世
ワンマンライブ

『昭和』

at
西荻窪
Terra

【晴】

<Stage1>
1.昭和時代
2.桜唄
3.がんばるまっし
4.新宿三丁目
5.浅草キッド(ビートたけし)
6.神田川(かぐや姫)
7.ファイト!(中島みゆき)
8.プカプカ(ディランU)
9.アメ玉

 〜お仲入り〜

<Stage2>
1.瞳を閉じて...(with Piano)
2.一期一会(with Piano)
3.おかえり(with Piano)
4.天漢(with Piano)
5.あるがまま(with Piano)
6.Cry(with Piano)
7.風待ち唄(with Piano)
8.坂の途中(with Piano)
9.Cry(再演・with Piano)
10.ひろみ湯(with Piano)

<アンコール>
1.君の待つ海(with Piano)
2.犬が西向きゃ尾は東


《ゲストミュージシャン》
Piano&Chorus
サントリィ坂本

 さぁ、帰ってきたぞいね!
 久しぶりじゃん、東京。元気?
 お陰様で松田亜世は元気です。ゴールデンウィーク初日の今日、松田亜世にピッタリ(?)の日・昭和の日。レンタカーを借りて金沢からやってきました。日本海を左手に見ながら、山を越えて・・・。トランクにはギターとふるさとの風をほんの少し積んで。まずは東京が元気でなくちゃ。北陸の元気もちょっこし積んできたぞいね!
 皆さんに会いたかったです。前回2月5日のワンマンライブから今日まで、本当に色んなことがありました。節電で暗い東京の夜、「あの東京が」と思いました。今日はようこそ、ようこそお越し下さいました。本当に会いたかったです。嬉しいです。
 前半は松田亜世なりの“昭和”を歌います。久し振りにカヴァー曲も何曲か歌わせて頂きます。後半はピアノにサントリィ坂本さんをお迎えします。どうぞお楽しみに!!

 〜 青空にふるさとの花も咲くかな 〜


ワンマンライブパンフレットより

 ただいま、東京!!

 2ヶ月半ぶりの東京のホームグラウンド・西荻窪Terraでのワンマンライブ。会いたかったです。心から関東の皆さんにお会いしたかったです。また東京で歌わせて頂けることが、本当に嬉しかったです。


 ライブ当日の朝、8時半に金沢を出発。ゴールデンウィーク初日の高速道路を下りの渋滞を横目に快調に進み、途中横川の釜めしなんぞ食べながら、リハーサルの予定時間には十分間に合い西荻窪に到着。

 疲れが出るかなぁとも思いながらも、Terraのお馴染みスタッフの顔や、ピアノで参加して下さるサントリィ坂本さん、そしてプロデューサーの安部さんの顔を見るやいなや元気回復!リハーサルから楽しい一時でした。


 開演時間には、満員のお客さん。嬉しかったです。「おかえり」って空気で、迎えて下さって、それがまたなんとも嬉しかったです。西荻窪Terra、ここが僕の東京のふるさとです!!

 今回は、昭和の日のワンマンライブ。サブタイトルを『昭和』と銘打って開催させて頂きました。昭和にちなんだ曲も演奏しようという試み。開場時のBGMも昭和にちなんで、美空ひばりさんの曲をカヴァーした岡林信康さんのアルバムを使わせて頂きました。


満席の客席
 そして開演!!

 まずは、自身の昭和にちなんだ『昭和時代』という唄から幕を開けました。東北を北上する桜前線に想いを馳せながらの『桜唄』、ふるさとから届ける『がんばるまっし』、昭和の香り残る『新宿三丁目』、続く『浅草キッド』とメドレーで。さらに、昭和といえばこの曲・『神田川』を松田亜世なりの弾き語りでお送りし、今どうしても歌いたかった曲・中島みゆきさんの『ファイト!』。大好きなフォークの名曲・『プカプカ』。前半の締めは、これまた自身の昭和な唄・『アメ玉』は、『プカプカ』に引き続いて会場からの大きな手拍子と共にお送りしました。

 カヴァー曲をこれだけまとまって歌わせて頂いたのは初めてのことでした。日本語を大切に歌う、またひとつ世界が拡がった気がしています。これからも、伝承すべき唄をしっかりと歌えるようになりたいと思います。歌い手としての松田亜世もお楽しみ頂けるように、”声”磨きます!!


 仲入り休憩は、高田渡さんの曲をBGMに。

 後半は、久し振りのサントリィ坂本さんをピアノ&コーラスにお迎えしました。昨年8月の犀音屋祭り以来8ヶ月ぶりの共演となりました。ピアノとギターでお送りするワンマンライブは、これまた昨年6月の誕生日に開かれたワンマンライブ以来2度目です。ピアノとアコースティックギターだけのステージ、僕の中では友部正人さんが坂本龍一さんのピアノと2人で作られたアルバムの音が印象にあって、ある意味憬れのサウンドだったのです。詩が突き刺さってくるというか、詩がハッキリと浮かびあがってくると言ったらいいのでしょうか。そういった意味でも、今回のワンマンライブは僕の中でもひとつの楽しみでした。

 後半は、お馴染み『瞳を閉じて...』、『一期一会』のメドレーからスタート。『おかえり』、『天漢』とレコーディングでのアレンジもサントリィさんに手掛けて頂いた曲が続きました。『あるがまま』ではエレピの音色と共演。『Cry』では、ギターを下ろしてサントリィさんのピアノ一本で歌わせて頂きました。『風待ち唄』、『坂の途中』とアルバム「おかえり」からの曲が続きました。続いては、急遽『Cry』をもう一度歌わせて頂く事にしました。集中して聴いて頂けない状況があったり、今この時にやはりこの歌はしっかりと届けたいという思いもあり、何より皆さんに楽しんでお帰り頂きたい、そんな思いで仕切り直しの『Cry』でした。この歌をこれ程愛して下さる方々がいらっしゃった事、それはもう嬉しかったです。これからも大切に歌っていきます!!ありがとうございました。

 そして、本編最後は桶ギターに持ち替えての『ひろみ湯』。サビをお客さんと大合唱!!ポッカポッカの今宵も銭湯Terraでした。


 大きな大きなアンコールの手拍子を頂き、『君の待つ海』。曲に入る前に、サビの歌唱指導(笑)。客席から「知ってるよ。」の声。嬉しい!!でも、念の為に入念に(?)リハーサル。お客さまと一緒に歌う『君の待つ海』、最高でした。必ず季節は巡ってきます。春が来なかった冬はない、夏が来なかった春もないんですね。ありがとうございました。

 最後は、『犬が西向きゃ尾は東』を想いを込めて歌わせて頂きました。



 ふるさと・金沢での弾き語りワンマンライブを終え、そして東京でのワンマンライブを終え・・・。幸せな事に帰る場所がひとつひとつと増えていきます。人生は旅ですね。また6月、東京に帰ってきます!!


 ありがとうございました!



【この日の『がんばるまっし』はYouTubeにアップされています。】

 『がんばるまっし』


2011.4.23
金沢まちかど音楽祭
2011
出演

at
金沢
近江町いちば館

【雨】

1.君の待つ海
2.がんばるまっし
3.坂の途中
4.ひろみ湯
レポートはブログ参照
2011.4.16
松田亜世
弾き語りワンマンライブ

『ただいま』

at
金沢
exKENTO'S

北國新聞社・北陸放送後援

【晴】

<Stage1>
1.アメ玉
2.青の時代
3.桜唄
4.今宵、雨の中
5.都鳥
6.道しるべ
7.一期一会
8.僕が歌う理由(ピアノ弾き語り)
9.ひろみ湯



 〜お仲入り〜

<Stage2>
1.好色男は正直者
2.がんばるまっし
3.あるがまま
4.Cry
5.おかえり
6.夜明けの月
7.天漢
8.犬が西向きゃ尾は東
9.君の待つ海

<アンコール>
1.越のしらやま
2.坂の途中



《使用ギター》
 Martin D1
 K.YAIRI OK-1E
 TAKAMINE LTD'98
 YAMAHA APX-10S(WPG)



 1998年の春、高校を卒業した僕は、にび色の北陸の冬の空を後にして、突き抜けるように澄んだ空の待つ“東京”に出ていったのでありました。
 馴染みの焼き肉屋さんで上京前の最後の晩餐、翌朝家族3人で親父の運転するハイエースに乗り、僕は後部座席で溢れんばかりの荷物の隙間に埋もれるようにして、夢の街“東京”をひたすら待っていたのです。
 あれから13年・・・。たった十数年、されど13年。東京もふるさとも大きく変わりました。取り残されたように僕はここにいるのかもしれません。10年でも15年でもなく、なんの節目でもない13年。そういうもんですね。たまたま、たまたまと物事は流れてゆきます。
 久しぶりに暮らすことになった北陸で、僕の原点・弾き語りでのワンマンライブがやりたくなりました。ステージ上は僕ひとりだけ。たった一人の音は淋しいですが、素っ裸の唄です。想いを込めて歌わせて下さい。
 そして、まだまだ旅は続きます。
 こうして歌い続けられるのは、“ふるさと”がこうしてここにあるから、あなたがいるから・・・。いつもあんやとう。

 〜 山笑ふ懐深きふるさとや 〜 

ワンマンライブパンフレットより

 帰ってきました!ふるさと・金沢へ。

 ワンマンライブのタイトルは『ただいま』。2009年4月のアルバム『おかえり』発売記念ライブ以来、2年ぶりの金沢でのワンマンライブ。ここしばらく金沢のライブ会場だったライブハウス・G☆Stageが惜しまれつつこの2月で閉店し、今回は片町スクランブル交差点すぐのexKENTO'Sでの開催となった。オールディーズでダンス、アメリカンスタイルの人気店・KENTO'Sの跡地にあるライブハウスで、内装はほぼ当時のまま。ナッシュビルの町にあったライブハウスを彷彿とさせ、いつもと違った雰囲気が、またあらたな金沢でのスタートに相応しいような気もした。

 外は満開の桜を愛でる花見客でごった返す繁華街・片町。そんな季節のワンマンライブに感謝。


 前半戦の衣装は、この季節にちなんで桜の花びらをあしらったシャツ。ステージ上には、2月の西荻窪Terraでのワンマンライブ同様、4本のギターとピアノ。ステージを180度取り囲むように客席があるexKENTO'Sの舞台に駆け上がった。客席が、ステージをまさに包み込むような感じの会場は、まさにふるさとの人たちの温かさに包まれて歌っているような、そんな柔らかな空気を感じさせて頂いた。

 この町で生まれ、青春時代を過ごし、そして今、ギター一本素っ裸の唄を歌う31年目のふるさとの町。このふるさとは、僕が死ぬまでふるさとなのだ。街はいかに変わろうとも、例えなくなってしまおうとも、ふるさとと呼べるのはこの場所なのだ。東京の部屋を引き払って、金沢に帰って来たには違いないのだが、旅の途中のふるさとでの一時、そんな感覚もある。『都鳥』で歌ったように、「故郷遠く 帰るにはまだ早すぎる」との想いが僕の中にまだあるのか、例えそうだったとしても「ただいま」、それに尽きるのがまたふるさとというものだ。いずれにしても、人生という旅はまだ続くのだ。「おかえり」、ふるさとの言葉にまた旅を続けられる僕もいる。


 演奏曲は、2月5日の西荻窪Terraでの弾き語りワンマンライブ『13年の東京』を踏襲しながら、季節にちなんで『桜唄』を加えたり、後半の曲順を替えたりといった具合。しかし、所変われば同じ唄も響きが変わり、新鮮な感覚で歌わせて頂いた。ご当地ソング『ひろみ湯』では、「それでは、銭湯の歌を歌います。」で会場から「待ってました!」の拍手。嬉しかったです。金沢の湯加減もポッカポカ!!


 後半は、3月11日以降のこの世界に想いを込めての曲が並んだ。地震発生当初は、ワンマンライブもどうしようか迷った節もあったのだが、北陸が元気である事、元気な人は元気でいる事、これこそが大事だと思い、予定通り開催させて頂く事にした。それぞれがそれぞれのポジションで汗をかく事がまず大事なのではないだろうか。だから、歌い手は一生懸命唄を歌う、そこから始めねばとも思った。

 あなたに代わることは絶対に出来ないこの自分、しかし条件次第であなたと同じような痛みを背負うことのあるこの人間であること、失われた命がひとつひとつ儚い命であるように、今ここに生きる僕らの命も儚いという一点で同じ命を生きているということ、だからあなたにはなれないけれど、あなたへの歩みを止めてはいけない、そう思います。

 会場入口には東日本大震災への義援金箱を設置させて頂きました。このワンマンライブに先立って竪町広場で行われたチャリティーライブでお寄せ頂いた額と合わせ\25,623-は、北國新聞社を通じて被災地に届けさせて頂く事とし、4月18日に北國新聞社の方へ届けてきました。(http://asei.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-0246.html)皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。


 今月29日は、今度は東京に歌いに出掛けます。北陸の元気をまずは東京にもお届けしなければ・・・。この国に、春が来なかった冬がないように、季節は巡ります。必ず巡ります。


 ご来場頂いたふるさと・北陸の皆さん、心より感謝します。あんやとうございました!!松田亜世、歌い続けます。



2011.2.5
松田亜世
弾き語りワンマンライブ

『13年の東京』

at
西荻窪
Terra

【晴

<Stage1>
1.アメ玉
2.青の時代
3.渋谷のピエロ
4.月と太陽
5.今宵、雨の中
6.都鳥
7.道しるべ
8.一期一会
9.僕が歌う理由(ピアノ弾き語り)
10.ひろみ湯



 〜お仲入り〜

<Stage2>
1.好色男は正直者
2.あるがまま
3.Cry
4.おかえり
5.がんばるまっし
6.新宿三丁目
7.夜明けの月
8.天漢
9.犬が西向きゃ尾は東(新曲)
10.君の待つ海

<アンコール>
1.越のしらやま
2.坂の途中



《使用ギター》
 Martin D1
 K.YAIRI OK-1E
 TAKAMINE LTD'98
 YAMAHA APX-10S(WPG)





 2011年一発目のワンマンライブは、松田亜世にとって一つの節目のワンマンライブとなった。

 「13年の東京」と題しての弾き語りワンマンライブ。全編弾き語りのみのワンマンライブとしては、2008年1月5日の金沢G☆Stageでのワンマンライブ以来、東京ではおそらく2005年以来6年ぶりのこと。

 弾き語りといえば、松田亜世にとって原点のスタイル。歌い始めた中学時代から大事にしてきたひとつの姿。たった一人の弾き語りでも伝えられる歌が僕の目指す歌の姿。シンプルでいい、歌の力がそこにあれば必ず伝わる、そう思ってきた。



 1998年の春、高校を卒業した僕は、にび色の北陸の冬の空を後にして、突き抜けるように澄んだ空の待つ“東京”に出てきたのでありました。
 行きつけの焼き肉屋で上京前の最後の晩餐、翌朝家族3人で親父の運転するハイエースに乗り、僕は後部座席で溢れんばかりの荷物の隙間に埋もれるようにして、夢の街“東京”をひたすら待っていたのです。友部正人さんの『一本道』に歌われた中央線、そして高田渡さんの住む街・吉祥寺の一室303号室、憧れのその街に僕は住み始めたのであります。
 あれから13年・・・。たった十数年、されど13年。吉祥寺の街も大きく変わりました。取り残されたように僕はここにいるのかもしれません。
 10年でも15年でもなく、なんの節目でもない13年。そういうもんですね。吉祥寺のライブハウスが僕の50回目のワンマンライブで幕を下ろしたのは偶然の中の偶然。そんなこともありました。あっ、Terraでのワンマンライブはまだまだ続きますよ。念の為・・・(笑)。
 久しぶりにたった一人のワンマンライブがやりたくなりました。ステージ上は僕ひとりだけ。音は淋しいですが、想いを込めて、歌わせて下さい。
 “東京”で歌い続けられるのはあなたがいるから・・・。いつもありがとうございます!

 〜 東京の13年も浅き春 〜

ワンマンライブパンフレットより
 生活の拠点を金沢に移す。

 そう決めたのは、今年1月上旬のこと。 そしたら自然と今回のワンマンライブのスタイルは弾き語りに決まった。弾き語り以外になかった。音楽活動も続く、東京でのワンマンライブもこれからも続く、しかしながら僕の”東京”生活はひとつの区切りを迎えるのだ。地方出身の東京人ではなく、地方出身の地方人に帰るのだ。

 この13年、時間にすれば生まれた子どもが中学校に入学するまでの期間、こうして、”東京”でどうにかこうにか生活を続けることができ、そして歌い続けることが出来た。振り返ってみると不思議なくらいに”東京”で生かしてもらってきた。東京で応援して下さる方にも支えて頂いた。ふるさとにも支えられた。淋しさはあるけれども、後悔はない、と言い切れば嘘になるか・・・(笑)。

 それでも、「俺、”東京”で13年生きて来たぞ!!歌わせてもらってきたぞ!!ありがとう、東京!!!」って、ギター一本で歌いたかったんです。


 そして迎えた、2011年2月5日。

 ステージ上には、いつもの相棒・マーチンD1、桶ギター、久しぶりのタカミネ、そして前回久しぶりにステージ上に登場しつつ不調だったヤマハのAPXと4本のギターが並んだ。

 ニール・ヤングの『Rockin' In The Free World』が流れる中、まずは『アメ玉』(使用ギター:マーチン)で「13年の東京」は幕を開けた。自然に湧き起こる手拍子。最近はあまり歌わなくなったこの曲だけれども、お客さまが愛して下さった一曲。楽曲提供もさせて頂いた一曲。続いては、ドロップDチューニングにしたタカミネにギターを持ち替えて、『アメ玉』のカップリング曲として俳優・嘉島典俊さんに提供させて頂いた曲『青の時代』を久しぶりに歌った。関淳二郎さんアレンジのガツンとしたギターを僕なりに弾き語りで。

 大学時代は、吉祥寺から日吉、三田と4年間、井の頭線で渋谷経由の通学。上京当初の渋谷の光景から生まれた歌『渋谷のピエロ』(使用ギター:タカミネ)、吉祥寺Be・Pointでのワンマンライブでは欠かせなかった『月と太陽』(使用ギター:タカミネ。まさに月と太陽をあしらったギターなので、この曲にはこのギター!)、続いて『今宵、雨の中』(使用ギター:マーチン)。13年の東京のうち、1年半を過ごした千葉での話を交えての『都鳥』(使用ギター:ヤマハAPX)。

 そして、いよいよ離京の報告。公式ブログにおいても、このライブが終わるまでは、金沢に帰ることを公表していなかったので、このライブで初めて知った方がほとんど。そして歩む『道しるべ』(使用ギター:マーチン)。お馴染み『一期一会』(使用ギター:マーチン)は、アルバムアレンジが加わる前の雰囲気での演奏。新鮮に感じて下さったお客さまも多かったようで、弾き語りならではのアレンジでお送りできて良かった。一曲ピアノで『僕が歌う理由(わけ)』。前半最後は、桶ギターに持ち替えて、会場の手拍子と共に『ひろみ湯』。


 仲入り休憩を挟んでは、後半もタップリと弾き語りで『好色男は正直者』(使用ギター:ヤマハAPX)からライブは再開。そして、『あるがまま』(使用ギター:マーチン)、『Cry』(使用ギター:ヤマハAPX)、『おかえり』(使用ギター:タカミネ)と続く、”いのち”の三部作。雪の話を交えては『がんばるまっし』(使用ギター:マーチン)と『新宿三丁目』(使用ギター:マーチン)は2曲続けて。

 13年前の金沢竪町劇場。「僕の夢は、一生歌でメシを食ってゆくことです。だから、有名になったり、武道館に立ったり、東京ドームに立ったりってことは、たいした問題じゃ、僕にとってないんです。とにかく、死ぬまで自分の中にある、歌いたいこと一つ一つを噛み砕いて、精一杯、頭振り絞っていい歌を書いて、精一杯歌って生きていきたい。それが、僕の夢です。だから、まだまだ先は長いんで、上京するったって、デビューして上京する訳じゃないし、まだまだこれからやるべきことはたくさんあります。でも今日この会場で、そして金沢で過ごした18年間、いろんな事を教えてくれたみなさんの力を胸に、精一杯やっていきますので、最後まで応援して下さい。」と生意気にも語った1998年3月15日の金沢での上京前のワンマンライブの想い出(スタッフは、PAがニシケン、照明が木内健、ビデオ係がPerfumeのプロデューサーcapsulの中田ヤスタカといった今では豪華メンバーのミュージシャンが手伝ってくれた。売れてないのはセンターに立った松田亜世(笑)。)を語りながら、『夜明けの月』(使用ギター:マーチン)を歌わせてもらった。節目節目で歌い続けてきたこの曲、引き続いては『天漢』(使用ギター:タカミネ)。

 そして、新曲『犬が西向きゃ尾は東』(使用ギター:マーチン)。今日のライブのパンフレットにもその一節を掲載した。恐らく東京生活で書く最後の曲。東京生活の最後にこの曲を書かせてもらったことが、僕にとっては大きかった。13年の、いやこれまでの人生のすべてがこの一曲にあってもいい位に今思っている。涙を拭うお客さまの姿もあった。僕も歌で泣いた。この歌を持って金沢に帰る。この歌を持って、また東京に戻ってくる。この歌を持って、これからの人生を旅する、そんな風に思えている。

 旅は続く・・・。

 だから、『君の待つ海』(使用ギター:ヤマハAPX)。そう、走り出したらそこがまた始まりなのだ。今をひとつひとつ受けとり、受け容れながら。
 
 『君の待つ海』では、サビの部分をお客さまと一緒に歌った。一気に高まる一体感。松田亜世のライブの楽しみ方がまた一つ拡がった。お客さまが一緒に歌って下さる、これは嬉しかった。


 そうして、アンコールの拍手を頂き、ビートルズが来日時に着ていたJALのハッピ(レプリカ)を着て再びステージに上った。エンヤトットの『越のしらやま』(使用ギター:桶ギター)。東京生活13年に一区切りがつこうとも、やはり旅なのだ。まだまだ旅の途中なのだ。

 そのワンマンライブを締め括ったのは、『坂の途中』(使用ギター:マーチン)。

 たどり着いて海が見えたらいい。登り切って登り切れなくていい。


 ありがとう13年の東京!!

 支えて下さったすべての方に感謝します。本当にありがとうございました。



 松田亜世の道は続きます。

 全力で七転八倒しながら、生きてゆきます。歌ってゆきます。



 ”儚さのいのちの中で 不様にコケてはまたコケて

 そして今ここにおるんやね 迷うことすら許されず

 東の空に陽が昇り やがて西の空に日が沈むように私も生きてゆく”

                         (『犬が西向きゃ尾は東』より)


 ありがとうございました。次回は4月29日、東京に戻ってきます。



© 2000-2011 Asei Matsuda




2012年ライブレポートへ                                

2010年ライブレポートへ



目次へ